AIを活用して定期調査の査読スピードアップと品質担保


文字が書かれている中程度の精度で自動的に生成された説明

小西・中村特許事務所
マネージングパートナー 小西富雅 様
事務所HP  https://www.ipworld.jp/


◆貴所の特色について

 名古屋に事務所をかまえ、特許分野では中小企業・スタートアップ企業の支援をメインにサービスを提供しています。
 以前は、大手企業様の出願依頼も多く頂戴しておりましたが、私が中部TLOの立ち上げメンバーとして大学の技術移転(発明発掘からライセンス活動)を行っていたこともあり、その活動時のつながりで、中小企業等からの依頼が多くなってきました。
 特に知的財産部門がないような中小企業等に対して、発明発掘、調査、出願などのトータルサポートを行い、その企業の特許部門のような活動や働きを行っています。


◆Patentfieldを導入した背景

 ダイレクトメールかなにかでPatentfieldを拝見して、AIを使ったサービスというのが印象的でした。
 ちょうど同時期のタイミングで、あるクライアントから定期調査に関する依頼を頂きました。非常に競争が厳しい業界で、毎月数十件の公報をすべて査読してレポートを提出するという内容のご依頼です。公報の査読には女性が担当することとしています。また、査読&報告の仕事は長期間に渡るので、女性特有のライフサイクルをサポートする必要性を感じていました。クライアントに対して一定品質を担保するためです。そこで、AIで査読をサポートできないかと思いました。
 それで、試しにPatentfieldを使ってみました。過去分の査読結果の公報が約2,000件あったので、それらをAI分類予測機能の教師データとして登録して、定期調査の新着公報を振り分けしてみたところ80%ぐらいの精度で正解していました。想定以上の精度がでて非常に満足し、契約させていただきました。

*AI分類予測のサンプルイメージです


◆どういった業務シーンでPatentfieldを使っていますか

 さきほどお話した定期調査レポートの査読効率化は、現在も活用しています。
 あと、クレーム(請求項)素案の文章をAIセマンティック検索で検索すると、従来技術がすぐにひっかかってくれるので、特許出願前の簡易調査として利用しています。特に中小企業のクライアントでは、先行技術調査をしてもらえないケースが多くて、AIセマンティック検索では、簡単に従来技術を検索できるので、クライアントとの打ち合わせの場で検索することもあります。 
 本格調査する際には特許分類を利用しますが、その際にも出願分野の特許分類をマップで表示したり、細かい機能ですが、各公報のEspacenetへのリンクも助かっています。サーチレポートを参照したい場合に、すぐに確認ができます。
 クライアントとの打ち合わせの場で、ファミリーを含めた海外文献も調査・確認しますので、外国文献も含めて素早く検索・確認ができるPatentfieldはとても重宝しています。

*特許分類のマップ表示イメージです



◆Patentfield導入によって感じている効果を教えてください

 定期調査のレポートでは、AI分類予測を利用して査読のスピードアップが図れました。あと、一定の品質担保にもつながっています。
 また、クライアントとの打ち合わせの場で、外国公報を含めてすぐに検索・確認ができるので、事務所に持ち帰って確認する作業が減りました。その場でクライアントと議論しながら検索できるので、議論の活性化にもつながっていると思います。