検索・分析結果ページ

特許・実用新案の検索・分析結果ページは、グラフエリア1と、ファセットナビゲーション2と、操作メニューエリア3と一覧エリア4から構成されています。


1. グラフエリア

検索結果に対応する出願人などの集計結果に基づくグラフが表示されるエリアです。


  1. グラフの集計対象項目
    100種類以上の中から集計条件を設定して、多彩なグラフを描画できます。
    デフォルトでは、出願年が設定されています。

  2. クロス集計項目
    1.の項目との2軸のクロス集計する項目を設定します。設定できる集計条件は、1.の項目と同じです。
    たとえば、出願年の状態で出願人(JP:最新)をクロス集計項目に設定すると、直近10年間と上位10位の出願人でクロス集計が行われます。
    詳細検索画面の「集計」タブのクロス集計を設定することで、集計項目に反映できます。
    クロス集計の設定の詳細は、こちらをご参照下さい。
    クロス集計項目を設定すると、集計件数(グラフに描画されている件数)に対応して、検索結果の母集合の件数も変化しますので、ご注意ください。

  3. チャート種類
    パイチャート、時系列チャートなど、設定した集計項目に適用可能なチャートを選択できます。

  4. 上部操作ボタン
    説明ラベルの付与ON/OFF、件数表示、期間比較、スコア集計、CSV保存、画像保存などのボタンがあります。アイコンの上にマウスポインターを置くことで説明が見られます。

  5. 集計条件を設定
    グラフの集計条件を設定できます。

  6. グラフ
    インタラクティブなグラフが表示されます。

  7. 下部操作ボタン
    グラフのサイズ変更のボタンがあります。アイコンの上にマウスポインターを置くことで説明が見られます。

システム負荷の関係上、集計できる検索結果の母集合の件数は50万件が上限となります。
これ以上の検索結果となる場合、集計結果が途中で打ち切られているため、ご注意ください。
たとえば、検索結果では2001年〜2017年の特許が含まれるのに、集計では2001年〜2010年までしか集計されていないなど。
50万件以上の母集合を集計する場合は、オプションのご契約が必要となりますので、こちらからご相談下さい。
 

2. ファセットナビゲーション

上記グラフの元となる検索結果に含まれる各種集計結果のデータによるファセットナビゲーションです。


  1. データ
    出願年、IPCなど集計結果のデータです。各項目をクリックすることにより、or/and/notの各条件を指定して絞り込みすることができます(下図参照)。絞り込み条件に追加された場合、項目の色が条件によって変化します。条件を指定した状態(色が変化した状態)で、詳細検索画面のフィルター(詳細)を見ると、絞り込み条件が追加されていることが確認できます。
    指定した各条件を反映させるためには、「4.絞り込み」をクリックする必要があります。
                                                         項目のクリックによる条件指定
                                                         1回クリック:OR条件(+) 青色
                                                         2回クリック:AND条件(*) 緑色
                                                         3回クリック:NOT条件(-) 赤色

    詳細画面(Advanced search)のフィルター(詳細)画面

  2. more ≫
    moreをクリックすることで、表示されている集計結果の各項目をさらに表示することができます。

  3. 集計件数または総スコア
    スコア条件がクエリのマッチ度か類似度の場合は、検索結果に含まれる該当データの総件数になります。スコア条件がPFスコアまたは被引用件数の場合はスコアの総和になります。

  4. 絞り込み
    1.のデータが1つでもクリックされると表示されます。絞り込み条件を追加した状態で再検索を行い、ページが再読み込みされます。


3. 操作メニューエリア

スコア条件、ソート条件の変更など各種操作ボタンが配されるエリアです。


1. 権利状態選択
特許権の権利が維持されているか、抹消済であるか、出願を放棄済みであるか、審査請求済みであるかなど、リーガルステータス(法的状態)に基づくフィルターを設定できます。

2. スコア設定
スコアの算出条件を以下のいずれかに設定を変更することができます。

 クエリのマッチ度
  検索クエリ(検索キーワード)との再現度でスコアリングをします。検索クエリがたくさん現れている文書
  ほどスコアが高くなります。ただし、タイトル > 要約 > 請求の範囲 > 明細書の順で係数がかけられており、
  検索クエリと同じフレーズがタイトルや要約にたくさん出現する文書ほどがスコアが高くなり上位表示され
  ます。
  また、上記係数のほか検索結果の各公報の公開日の減衰関数がかけられており、番号検索や出願人検索をし
  た場合には、公開日が新しいものほど上位表示されます。
  なお、キーワードのスコアのほうが高く設定されておりますので、原則はキーワードがたくさん現れている
  文書ほど上位に表示されます。

 PFスコア
  被引用件数(他社の審査において引用された回数)や情報提供など特許の重要度を示すパラメータを用いて
  スコアリングできます。
  PFスコアの詳細は、こちらをご参照下さい。

 被引用件数
  被引用件数のみをスコアに反映します。被引用件数でグラフやランキングを作りたい場合は、こちらを利用
  できます。

 類似度
  セマンティック検索の場合、スコアは類似度になります。
  全文検索の場合に類似度を選択するとセマンティック検索に切り替わります。

3. AIスコア加算
AIラベル設定で設定した「教師データ」に基づいて、検索結果に対して予測スコアを加算することができます。
AIラベル設定の詳細は、こちらをご参照ください。

4. 検索条件設定
現在設定している検索条件が表示されています。簡易検索画面や詳細検索画面を開かなくても、現在の検索条件を確認できます。

5. ソート
検索結果一覧のソート条件を選択できます。
デフォルトでは、「スコア-降順」となっており、「スコア設定」で設定した項目(クエリのマッチ度・PFスコア・被引用件数・類似度)のスコアの高い順にソートされています。

6. 件数/ページ
検索結果の表示件数を設定できます。デフォルトでは10件。最大300件まで表示できます。

7. 言語を選択
表示言語を日本語・英語から選択できます。

8. 検索条件を追加
詳細検索画面が開きます。詳細検索画面にて、検索条件を追加できます。
詳細検索画面の詳細は、こちらをご参照ください。

9. 設定コードを表示
現在の検索条件の設定コードを表示します。
設定コードは、フィルター条件や、グラフの分析条件なども含めて検索結果の状態を復元できるコードです。
設定コードをコピーして保存しておき、貼り付けることにより同じ検索条件、グラフの表示条件等を復元することができます。
設定コードの詳細は、こちらをご参照ください。

10. 絞り込み条件表示
「4. 検索条件設定」の表示/非表示を設定できます。
検索条件が多くて、検索結果画面が見づらい場合などに、ご使用ください。

11. 検索結果一覧の表示変更
検索結果一覧の表示方法を変更できます。
お好みのスタイルで、結果一覧の確認ができます。

12. エクセルダウンロード
検索結果をエクセル形式でダウンロードできます。
エクセルダウンロードの詳細は、こちらをご参照ください。

13. PDFダウンロード
検索結果を庁形式のオリジナルPDF公報を一括でダウンロードできます。
現状、JPOの公報は、2004年以降テキスト埋め込み型のPDFとなっています。USPTOの公報は、画像形式のPDFとなっています。ダウンロードは、サーバーでバッググランドで実行され、ダウンロード結合処理が完了すると、マイアカウントページから圧縮ファイルをダウンロードできます。

14. パテントタイムライン
検索結果の出願日、年金納付期限日、存続期間満了日などのイベントのタイムラインを表示します。

15. ハイライト機能
検索条件に「キーワード」が含まれている場合、検索結果一覧に「キーワード」がハイライトされて表示されます。

16. 表示項目設定
「一覧エリア」で表示する項目をカスタマイズできます。
「一覧エリア」で表示させたい項目をリストから選択して、カスタマイズができます。

4. 一覧エリア

    検索結果の一覧が表示されるエリアです。
    「一覧エリア」で表示する項目は、「表示項目設定」でカスタマイズが可能です。

    1. スコア
    「スコア設定」で設定した項目(クエリのマッチ度・PFスコア・被引用件数・類似度)のスコア結果が表示されます。
    スコア設定の詳細は、「3. 操作メニューアエリア」の「2. スコア設定」をご参照ください。

    2. 出願国
    出願国を国旗で表示しています。

    3. リーガルステータス
    現在の権利状態を示しています。

    4. 権利消化率バー
    本日時点での存続期間満了日までの権利の消化率を比率で示します。%の値が小さいほど権利の残存期間が長く、%の値が大きいほど権利の残存期間が短いことを示します。
    権利消滅済みの場合は100%で灰色で表示されます。

    5. AIラベル
    AIラベル設定で「教師データ」をセットしている場合に表示されます。
    「教師」は、セットされた教師データのラベルが表示されます。
    「予測」は、教師データに基づいてAIが予測したラベルの結果が表示されます。

    6. 評価・タグ・ノート
    ユーザー様独自に、公報に対して評価・タグ・ノートをつけることができます。
    評価・タグ・ノートの詳細は、こちらをご参照ください。
    タグは、タググループを作成して、多数の観点で分析が可能となります。
    タググループの詳細は、こちらをご参照ください。

    設定した評価・タグ・ノートは、「作業グループ」に紐づいて保存されます。
    7. 関連順
    選択している文献の類似順に検索結果が並び変わります。ソート条件が「スコア-降順」である必要があります。
    検索結果の母集合の件数によって挙動が以下のように変わります。
    検索結果が10万件以下の場合、「スコア設定」が類似度に変わります。
    検索結果が10万件を超えている場合、AIセマンティック検索と同様に検索結果が1万件に絞込みされます。異なる文献を複数回クリックすると、それらの複合的な類似度で求められます。

    8. 関連特許
    別ウィンドウが開き、選択している文献の全文に基づいて、AIセマンティック検索が行われます。

    9. 引用マップ
    選択している文献に、引用特許・被引用特許が存在する場合に「引用マップ」が表示されます。
    「引用マップ分析」画面がひらき、選択文献に対して、引用特許・被引用特許の2世代先までの公報がマップに表示されます。
    引用マップ分析の詳細は、こちらをご参照ください。