引用マップ分析


引用マップ分析は、1.左操作ペインと、2.グラフ描画エリアと、3.文献詳細ペインから構成されています。

1. 左操作ペイン

各種フィルター処理を行うためのフォームが表示されるエリアです。以下のフィルターは、再検索を行わず、検索結果の範囲内でフィルター処理が行われます。母集団を変える場合は、検索条件を変更して再検索を行って下さい。

引用マップ分析では、検索結果の最大5,000件までしか表示できません。検索結果が5,000件を超える場合は、ソート条件(デフォルトでは「スコア-降順」)の上位5,000件のみが表示されます。
 
  1. 操作ボタン
    左から「リスト形式に戻る」、「グラフ再描画」、「引用接続解除」、「画像保存」があります。
  2. 件数
    ノード件数が表示されます。左から「グラフ対象件数」、「フィルター処理後件数」、「検索結果件数」です。検索結果件数が5,000件を超える場合、5,001件目以降はグラフに描画されていませんのでご注意ください。
  3. ノードサイズ
    グラフに描画されるノードのプロットサイズを設定できます。「引用接続数」と「全体被引用数」から選択できます。
    引用接続数:マップに描画されている中で引用関係の接続数に応じてサイズが大きくなります。
    全体被引用数:マップの描画内に限られず、全体の被引用件数に応じてサイズが大きくなります。
  4. 最小ノードサイズ
    3. に設定された値に応じて最小ノードサイズでフィルターできます。
    引用数の多い重要な特許を容易に抽出することができます。
  5. 出願日
    出願日でフィルターできます。
  6. 出願国
    出願国でフィルターできます。
  7. X軸順序/Y軸順序
    グラフ中のノードの描画順序を設定できます。類似度、出願日、クラスター、出願人、発明者、IPC、テーマコードから選択できます。デフォルトは、両方とも類似度で、似ている文書同士が近くに位置付けられます。たとえば、X軸に出願日を設定すると、新しい文献ほど右側に配置されます。
  8. ラベル種別
    ノードに表示されるラベルを設定できます。クラスター、出願人、発明者、IPC、テーマコード、タイトル、出願番号から選択できます。
  9. 色設定
    ノードの色を設定できます。クラスター、出願人、発明者、IPC、テーマコードから選択できます。これを変更すると、グラフ左上の凡例も変わります。
  10. フォーカス
    フリーテキストでフォーカスできます。対象は、タイトル、出願番号、出願日、出願人、発明者などです。
  11. フィルター(クラスター、出願人、発明者、IPC、テーマコード)
    表示中のノードから表示対象とするノードを選択できます。

 2. グラフ描画エリア

グラフが描画されるエリアです。操作ボタンと、凡例と、グラフがあります。

  1. 操作ボタン
    左からグラフの拡大・縮小、表示位置リセット、ラベル表示数増減、ノードのドラッグ有効化、リスト形式切り替え、凡例の表示・非表示切り替えボタンがあります。ボタン上にマウスを位置付けることによりボタン名が表示されます。
    例えば、グラフのテキスト部分(ラベル)をなくして、グラフだけを表示させたい場合は、「ラベル表示数減」のボタンをクリックします。
  2. 凡例
    色設定に設定された項目の色の凡例とノードの数が表示されます。
  3. グラフ
    マウスホイールによりマップの拡大縮小ができます。矢印は引用関係を示しています。
    ノードのX軸、Y軸の位置は「X軸順序/Y軸順序」によります。デフォルトの類似度の場合、似ているノード同士ほど近い位置に表示されます。
    ノード上で左クリックすると、文献詳細ペイン3が開き、★がラベルに付与されています。
    ノード上で右クリックすると、そのノードがフォーカスされ、文献詳細ペイン3が開かれます。
    ノードのドラッグ有効化モードになっている場合、ダブルクリックで文献詳細ペイン3が開きます。左クリックでドラッグすることによりノード位置を調整することができます。

3. 文献詳細ペイン

選択したノードのタイトルや要約などの情報が表示されるペインです。

  1. 閉じるボタン
    左上の×をクリックすることによりペインを閉じることができます。
  2. タイトル
    選択中ノードのタイトルです。クリックすると、新規ウィンドウでその文献の参照ページが開きます。
  3. この分析結果での接続数
    グラフに表示されている範囲内での引用接続数を示します。グラフ内に含まれない引用文献はカウントされません。
  4. 関連特許
    選択中ノードに類似する特許をセマンティック検索し、グラフを再描画します。元のグラフに戻したい場合は、左操作ペイン1のマッップを再描画をクリックして下さい。
  5. 先行技術
    選択中ノードよりも古い文献のみの関連特許でグラフを再描画します。
  6. 引用分析
    選択中ノードから2世代先の引用文献、被引用文献を含めてグラフを再描画します。元々のグラフに含まれていなかった選択中ノードの全ての引用関係を表示し直すことができます。
  7. AIスコア
    AI分類予測の予測ラベルが表示されます。また、教師ラベルを付与することもできます。
  8. 要約・書誌事項
    選択中ノードの要約や出願人等の書誌事項が表示されます。
  9. 引用文献・被引用文献
    グラフ中に引用先が含まれている場合は、青色のリンク形式となっており、クリックするとその引用先ノードが選択されます。グラフ中に含まれていない引用先は、黒色の非リンク形式となっています。